ラジエーションハウス 第9話

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ラジエーションハウス第9話のあらすじです。

唯織(窪田正孝)は、病院内で意識を失って倒れ、エスカレーターから転落した杏(本田翼)に駆け寄る。杏は、エスカレーターを転がり落ちた際に頭部を強打しており……。
同じころ、甘春総合病院に、大物政治家の安野将司(中村梅雀)が極秘入院することになった。辻村(鈴木伸之)の父親で、麗洋医科大学病院教授の辻村丈介(名高達男)が、鏑木(浅野和之)に依頼したのだ。安野は、政治資金に関するスキャンダルから逃れるために1週間ほど身を隠したいのだという。丈介は、辻村を安野の主治医にするよう、鏑木に頼んだ。
ところがその矢先、安野が甘春総合病院の裏口で、ゴルフスイングのまねごとをしている写真が週刊誌に掲載されてしまう。記事には「偽装入院」などという文字も踊っていた。押し掛けてきたマスコミに、出勤早々囲まれてしまう裕乃(広瀬アリス)や小野寺(遠藤憲一)、たまき(山口紗弥加)らラジエーションハウスの面々。一方、記事に激怒した安野は、何かしらの入院理由をつけてすぐにでも発表するよう、鏑木と辻村に命じるが……。
https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse/story/index09.htmlより引用

今回出てきたスキルス胃癌について説明します。
スキルス胃癌とは、胃がんの中の一つのタイプを指します。びまん性胃がんとも呼ばれます。胃がんの中でも10%ほどを占めるとされているものですが、なかでも予後が悪い傾向にあるがんとして知られています。
また、スキルス胃癌は、女性や若い方にみられることも少なくないタイプのがんですが、初期の段階では症状がはっきりしないため診断が遅れてしまうこともあります。

一般的に胃がんの原因として、ピロリ菌という細菌の感染や喫煙習慣、食生活の問題などが挙げられることが多いです。
一方、スキルス胃癌は、さまざまな因子が関わることで生じると考えられていますが、遺伝子異常が発症に関与していることが指摘されています。具体的には、Eカドヘリンやp53と呼ばれる遺伝子などに異常が生じることが、病気の発症に関わるといわれています。

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症状
スキルス胃癌では、以下のような症状が現れることがあります。
・食欲不振
・体重減少
・下痢
・胸焼け
・胃の不快感
など
その後、病気が進行すると吐血やタール便、下血などの症状が出現することもあります。そのほかにも、がん細胞が胃の壁を通り抜けて腹腔内にがん細胞が広範囲に広がってしまうこともあります。これによって腹水がたまり、腹部の膨満や呼吸困難につながることもあります。また、がん細胞が骨に転移することもあり、骨の痛みが生じることもあります。

検査・診断についてです。
スキルス胃癌を診断するためには、胃の内視鏡検査や胃のバリウム検査が行われます。通常の胃がんとは異なり、スキルス胃癌では胃の粘膜にはっきりとした局所的な盛り上がりができたり、潰瘍ができたりといった形態変化を示しません。
胃の壁に沿ってがん細胞が広がることから、胃が全体的に硬くなるため、これを内視鏡やバリウムで確認します。また、がん細胞の存在を確認するために、組織の一部を採取する生検検査を行うこともあります。
胃のバリウム検査ではコップ1杯のバリウムと発泡剤を飲んでもらい、体位や寝台を動かしながら検査していきます。
基本的にげっぷをしたらやり直しになります。
病気が進行すると、腹膜播種や骨転移などの状況が引き起こされます。これらの状態を確認するために、腹部超音波検査や腹部CT、腹部MRI、腹腔鏡検査、骨のレントゲン写真、CT検査などが適宜行われます。

治療についてです。
病変部位の完全な摘出が望める場合には、根治目的の手術療法が選択されます。また、症状緩和を目的として対症療法的に手術が選択されることもあります。
しかし、スキルス胃癌では必ずしも根治的な手術療法が選択できないことも少なくありません。
また、手術ができた場合でも再発することがあります。このような状況では化学療法が選択されます。具体的には、いくつかの薬剤が適宜組み合わされて使用されます。
スキルス胃癌は、診断時には広く病変が広がっていることも少なくはありません。そのため、治療方法の選択肢を確認し、納得のうえで治療に向き合うことが大切です。

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ラジエーションハウス 第8話

ラジエーションハウス 第8話のあらすじです。

甘春総合病院に、けいれん発作で魚谷久美(稲垣来泉)という少女が救急搬送されてくる。唯織(窪田正孝)らは、久美のCT検査を行ったが異常は見られなかった。だが、別の日にMRI検査を行ったところ、二相性急性脳症の特徴的な所見である、脳が木の枝のように光る「ブライトツリーアピアランス」が見られ、入院しての治療が行われた。
杏(本田翼)は、久美への治療の効果を確認するため再度MRI検査を行うことを決める。その席で、杏が目も合わせてくれないことにショックを受ける唯織。それを知った裕乃(広瀬アリス)は、何故かモヤモヤした気持ちになっていた。一方、杏が唯織を気にしていると見抜いたたまき(山口紗弥加)は、「素直になれば?」と杏に告げるが……。

小児科では、久美の強い希望により、季節外れのハロウィンパーティーを行うことに。枕元に願い事を書いた紙を置いて寝るとそれが叶うという言い伝えもあることから、唯織や小野寺(遠藤憲一)たちも久美から願いごとカードを手渡されていた。
 
同じ頃、内科には腹部の痛みを訴えて受診した若井陽子(佐藤めぐみ)の姿があった。陽子は、アルバイトを抜け出して病院に駆けつけた夫の祐一(板橋駿谷)に、盲腸だと診断されたが「薬で散らせるから普通に働ける」と言って安心させる。久美は陽子にも願いごとカードを手渡していた。
そんな折、MRI検査を受ける予定だった久美が突然けいれんを起こし……。
https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse/story/index08.htmlより引用

ブライトツリーアピアランスは初めて聞きました。
毎回勉強になるなと思いながら見ています。

ブライトツリーアピアランスを示す原因となる、けいれん重積型(二相性)急性脳症について以下に示します。

 けいれん重積型(二相性)急性脳症(英語名 AESD [acute encephalopathy with biphasic seizures and late reduced diffusion])は、突発性発疹やインフルエンザなどの感染症を契機に、けいれんと脳の傷害をおこす、日本で見つかった病気です。小児の感染に伴う急性脳症のうち、日本では最も頻度の高い型(急性脳症全体の29%を占める)です。典型例では初め発熱とともに長いけいれんが生じた後、意識が低下します。2日目には意識はいったん改善傾向となりますが、発病後4〜6日に2回目のけいれんが生じ、それに引き続いて再度、意識が障害されます。発病後3〜9日の脳MRI拡散強調画像で、特徴的な大脳白質の病変が認められます。神経学的後遺症が約70%の患者さんに残ってしまいます。
 罹患する患者さんの数は数千人、1年あたり新たに100〜200人が発症すると推定されています。
 また、日本の小児に特有の病気であり、生後6か月から1歳代での発症が最多となっています。

 明らかな原因は不明となっていて、発病のきっかけとして突発性発疹やインフルエンザなど、小児がよく罹る高熱のでる感染症があります。病気になりやすい素質として、複数の遺伝子の型があること、また特定の薬が病気を悪化させる可能性があることがわかっています。
そして、明らかな遺伝性はなく、いくつかの遺伝子の型が関係しています。
 突発性発疹やインフルエンザなどの感染症で発熱してから24時間以内に、けいれんで発症します。病初期のけいれんは、15分からときには1時間以上にも及ぶ持続時間の長いけいれん(けいれん重積といいます)であることが多いです。けいれんの止まった後、意識障害はいったん改善傾向になることが多いです。発熱後4〜6日ころに2回目のけいれん(短いけいれんの群発が多い)とそれに引き続く意識障害を呈します。回復期に無目的な運動(反り返りや手足を振り回す、口をもぐもぐさせるなど)を繰り返すことがあります。
 治療法としては、急性期にはけいれんを抑えて、全身の状態を良好に保つための治療が重要です。インフルエンザ脳症ガイドラインに準じて、ステロイドパルス療法や脳低体温療法なども試みられますが、有効性は確立していません。回復期以降はてんかんの治療と知的障害・運動障害に対するリハビリテーションを行います。
 また、神経学的後遺症(知的障害、運動障害やてんかん)を約70%の患者さんで認めます。運動機能の回復が知的機能の回復より良好であることが多いです。回復期以降にてんかんが発症することがあり、治療しても止まりにくいことがしばしばあります。
 最後に日常生活においては、神経学的後遺症の程度は患者さんによって大きく異なります。リハビテーション、抗てんかん薬の内服、定期的な検査などが必要となり、障害の程度によっては日常生活に観察や介助が必要となることがあります。
(急性脳症の全国実態調査 平成22年度 水口班研究報告より)