超音波(エコー)検査の概要

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病院で行われている超音波(エコー)検査について説明していきます。
超音波(エコー)検査は放射線技師か検査技師の人が行っています。
(最近は検査技師の人がするのがほとんどだと思います。)

超音波とは人間の耳には聞こえない高周波の音のことです。周波数20kHz以上の音を「超音波」と呼びます。
超音波検査には2~20Mhzの周波数を使用しています。

超音波の伝達速度c(m/s)は①物質の硬さ(弾性度)、②媒質の温度、③超音波の周波数に依存します。
①物質の硬さ(弾性度)
c=√k/ρで表され、kは弾性度(体積弾性率)、ρは媒質の密度(kg/m2)を表します。
生体組織中の伝搬速度は1500m/s前後で、骨は速く、空気は遅いです。

②媒質の温度
一定の範囲内において同一媒質中で温度が高いほど超音波の伝搬速度は速くなります。

③超音波の周波数
c=fλで表され、λは波長(m)、fは超音波の周波数(Hz)を表します。
一般的に周波数が高いほど伝搬速度は速くなります。

生体内を進む超音波の速さはほぼ一定なので、時間が分かると距離(反射体の深さ)が分かります。

画像の表示モードです。
表示モードにはAモード、Mモード、Bモード、ドプラモードがあります。
1)Aモード(amplitude:振幅):距離(時間)と反射波振幅を表示します。
2)Mモード(motion:運動):心筋・像帽弁などの運動性や心室壁厚の測定などをします。

3)Bモード(brightness:輝度):反射波強度(振幅)を輝度で表します。

4)ドプラ(カラー、パルス、パワー)モード
 音源と探触子を固定し、移動する血流からの反射波を受信するとき、音波の周波数が血流速度に応じて変化する現象を利用します。
ドプラ現象で血流の観察が可能です。
①カラードプラ法(CDI:Color Doppler Imaging)
血流の検出に有効です。
血流方向が分かります。
(プローブに近づく血流・・赤色、プローブから遠ざかる血流・・青色)

②パワードプラ法
血流の強さ(エコーの強さ)を色の明るさの違いで表現します。
臓器内血流や小血管を描出します。

③パルスドプラ法
低速血流の計測に優れます。流速の計測や波形を分析し、狭窄病変の有無や狭窄程度の評価に応用されます。

④連続波ドプラ法
末梢動脈の狭窄部位や仮性瘤の流入孔部で流速の速い病変部(高速血流)の流速測定に応用します。

上記のように超音波(エコー)検査では検出したいところや検査部位によって、適切な表示モードに切り替えています。

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